「予知保全と予防保全って何が違うの?」
「うちの設備にはどっちが合ってるの?」
この2つ、名前は似ていますが考え方がまったく違います。
保全方式の基本については予知保全とは?まずは「一番困る設備」1台から始めるのが正解で解説しています。
この記事では2つの方式の違いと、現場でどう判断すればいいかに絞ってお伝えします。
「予知保全と予防保全って何が違うの?」
「うちの設備にはどっちが合ってるの?」
この2つ、名前は似ていますが考え方がまったく違います。
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目次
ひと言で言うと、違いはこれだけです。
予防保全は「3ヶ月に1回交換」のように、時間で区切ってメンテナンスする。
予知保全は「振動の値がいつもと違う」のように、設備の状態を見てメンテナンスする。
予防保全はカレンダーに従う。
予知保全はデータに従う。
この違いが、コストにも、故障率にも、現場の負担にも、全部つながってきます。

予防保全をやっている現場で、こんなこと起きていませんか?
「まだ使えるのに交換してる」
メーカーが3ヶ月って言ってるから3ヶ月で交換してる。でも外した部品を見ると、まだまだ使えそう。
こういうケース、実はかなり多い。環境や使い方によって部品の寿命は全然違うのに、一律で交換している。
「交換したのに壊れた」
先月点検したばかりなのに、今月壊れた。
予防保全は「次の点検までは大丈夫」という前提で動いています。でも設備は、カレンダー通りには壊れてくれません。
「ベテランが予定外の交換をしている」
「この音はちょっとおかしいな」と、ベテランが定期交換とは別に部品を替えている。
これ、実は人間がやる予知保全そのものです。ベテランの耳と経験がセンサーの代わりをしている。
どれか一つでも当てはまったら、その設備は予知保全に切り替えた方がうまくいく可能性があります。
「予知保全の方が優れている」→ そうとは限らない
予知保全はたしかに合理的です。
でも、すべての設備に導入するのは現実的ではありません。
センサーを付けて、データを集めて、異常を判断する仕組みを作る。
これにはお金も時間もかかります。
安い部品を定期交換するだけで済む設備に、わざわざセンサーを付ける意味はありません。
「予防保全は古い」→ そんなことはない
予防保全は今でも現場の主力です。
劣化のパターンが読みやすい設備、メーカー推奨のサイクルが実態と合っている設備なら、予防保全で十分。
大事なのは「どっちが新しいか」ではなく、 「その設備にどっちが合っているか」 です。

自分の設備にどちらが向いているか、こう考えてみてください。
予知保全を検討すべき設備
予防保全のままでいい設備
実際の現場では、予知保全と予防保全を併用しているところがほとんどです。
たとえばこんなイメージ。
ある工場に設備が50台あるとします。
そのうち「これが止まったら生産が全部止まる」という設備が3台。
この3台だけに予知保全を導入して、残りの47台は予防保全のまま。
これだけで、突発停止のリスクは大幅に下がります。
しかも、47台分のセンサーやシステム代はかからない。
全部やらなくていい。
一番大事なところだけやる。
これが現場に合ったやり方です。
いきなり切り替えるのではなく、しばらく併用するのがおすすめです。
予防保全のスケジュールは残したまま、センサーを付けてデータを取り始める。
データが溜まってきたら、「本当にこのサイクルで交換する必要があるか?」を検証する。
ベテランがいる間にこれをやっておくと、ベテランの「勘と経験」をデータで裏付けできます。
ベテランが退職した後も、その知見がシステムに残る。
配管の腐食検査でも、まさにこの「ベテランの勘をデータに置き換える」取り組みが始まっています。
工場配管の腐食検査を映像×AIでスクリーニングする方法
逆に、ベテランがいなくなってから慌てて導入しようとすると、「何が正常で何が異常か」の判断基準がない状態からのスタートになります。
これはかなり大変です。
ベテランがいるうちに始める。
これは声を大にして言いたいポイントです。
予知保全にAIを活用した具体的な事例については、こちらで紹介しています。
予知保全×AI活用事例5選。導入企業の実際の効果もあわせて紹介
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